2011年08月

明日は防災の日

新しい内閣になったからと言って夢のように素晴らしい復興ができるはずはありません。

総理大臣の交代は一時的なガス抜きにはなるかもしれませんが、その効果が薄れる前にそれなりの実績ができないと今まで以上に批判される可能性があります。

被災地の対応に特区構想が考えられていますが、これも効果を限定的なものにする可能性があります。

今回は特区で対応するとして、、一度きりではなく恒久的な制度を並行して決めていく方が効果的だと思います。

毎回同じような被災があるかを考えてもいろんなパターンを組み合わせる事で最低限の生活を支える仕組みがあらかじめ決められていたら、後は実行するだけです。

その為には周到な計画をしておく必要があります。まだみんなの意識が薄れていく前に今回の体験を思い出して次の備えをしなければなりません。

地震、津波、それに付随しつ原発の安全性や液状化、避難所の運営方法、安否確認方法や地方へ避難する場合の対応、支援金の配分方法など今回問題になった事を予め暫定運用できる仕組みを用意しておくのです。

まぁ、こんな事は今までもやろうと思えばできたはずなんですが。

実はこっちがトップ記事

大槌町の町長選挙で震災からもうすぐ半年というところで、ようやく町長が決まりました。

民主党がもう少ししっかりしてたら、この記事がトップ記事になったはずです。

今まで、できる範囲で精一杯努力されてきたと思いますが、今の日本の自治機構では限界だったのではないかと思います。

災害時の指揮系統と、それに伴う権限の移譲がどこまで決められていたのか、改めて考える必要があると思います。

がちがちに決めてしまうよりも、柔軟に対応できるようにした方が良いと思います。

責任者がいなくても、とりあえずその場で決めて動けるように、またその結果に全責任を負わなくても良い制度を作れば良いのではないかと思います。

まずは現場が動ける制度である必要があります。

まだまだこれからいろいろと考え直していけば良い制度ができるのではないかと思います。

野田総理大臣

このタイミングで本当に総理大臣を替えないといけなかったのか非常に疑問なのですが、とりあえず総理大臣となるであろう人が決まりました。

結局は親小沢と反小沢の対決という分かりやすい決戦でした。

個人的には海江田さんにならなくて良かったと思っています。小沢グループは人数が多いとは言え当選一回の議員が多く、結局は小沢さんから言われた通りに行動するしかできない単なる頭数議員の集まりです。

次の選挙で多くが消えるだろうと思います。自民党の小泉さんが郵政選挙で大勝した時と同じです。

こういうグループがマニフェストの実行を訴えても誰も期待しないでしょう。

今の民主党は支持率も激減してるので、選挙後も最大グループでいられる可能性は低いです。
バックで小沢さんが操っている事がミエミエではこれ支持率も上がらないと思います。

では野田さんに期待できるかと言うと、期待はしていません。

自民党よりましという程度の期待です。

誰であっても、今やらなければならない事はだいたい決まっています。あとは実行あるのみのはずです。

忘却

つらい思いや事実は少しでも忘れたい。そう思う事は誰でもあると思います。

震災の辛い体験も忘れたい、たぶん東京にいるとそういう人も少なくないのではないかと思います。

被災地ではまだほとんどの問題が解決されていません。

まだ忘れる対象になっていないのです。

最近は全国的な報道量も少なくなって、だんだん気持ちが離れていっているのではないかと思います。

本当は悲しい事ではありますが、事実は受け入れなければなりません。

気が付いたところから、少しでもあの日を思い返して欲しいです。

そうしてまたできる事を始めましょう。

もう8月も終わろうとしています。

気が付いたら東北には厳しい冬が待ち構えています。

今のうちに備えるお手伝いはできないものかと思います。

余震でないかも

最近、東京でも体感できる?余震が何回か続いています。

さすがにアメリカ東海岸の地震も関係があるかは定かではありませんが、今まで大丈夫と信じられた所で発生し、原発まで停止させたのは明らかに日本から学んでいる事があるのだろうと思いました。

しかし、なかなか日本では自分達の失敗から学ぶというところまで行っていないと感じる毎日です。

具体策を出せず精神論やお友達意識で国を動かそうとする政治家と、天下り先や利権を守る官僚だけで、本当に日本は大丈夫なのでしょうか?

芸能人やあるCEOの引退に踊らされている余裕は無いはずなんですが。
プロフィール

四十郎

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