2011年10月

インフルエンザ

この季節になるとインフルエンザの予防接種が始まります。

仮設住宅や避難所にいらっしゃる方々には体力的にも精神的にも抵抗力が弱っている方が多いのではないかと心配です。

被災地に住んでいらっしゃる方々は自宅であろうと全員受けるような事にはならないのでしょうか?

実はもうそういう対策が取られていて、私が知らないだけならこれほど嬉しい事はありません。

こういう書き方をしているのは、内心そんな事は有り得ないと思っている訳ですが、さて実態はどうなんでしょう。

復旧も十分に進んでいない中、一人一人の命を守る施策に予算を割り当てて欲しいものです。

セキュリティ対策

一応はIT業界にいる身なので、今回の衆議院で起きた問題についても書いてみます。

まず、日本ならこんなものかなぁというのが率直な感想です。

三菱重工で起きた時にこれくらいは本来想定していてもおかしくは無いはずですが、さすがです。

しかも衆議院は内閣のセキュリティ対策範囲外とか。三権分立は今や悪事を隠す為にしか機能しないようです。

そしてPCが被害にあった議員秘書のコメントも気になります。

地元の支援者名簿流出を気にしてました。実におめでたい人達です。

誰が犯人か分かりませんが、日本の政治家が機密情報を持っていない事が分かったのではないかと思います。

それで国土地理院へ入ったのではないでしょうか。

今回の事で、東電がほぼ真っ黒にすみ塗りした手順書を出した理由も分からない訳ではない気がしてきました。

政府には重要機密を渡せない。それは保身という意味もかなり大きかったはずですが、情報漏洩も気にしていたに違いありません。

本来ならもっと大問題になっていてもおかしくないはずなのにそうなっていないのは、本当に事態が理解されていないのか、敢えて騒がないのか、どちらとも取れる微妙な雰囲気が漂っています。

TPPや普天間基地の問題を政府がどう対応するか、気にしている国は複数あると思います。

農業は死に体

TPPで何かと農業が話題になっています。

といっても反対してるのは既得権を守りたいJAとその票が欲しい政治家です。

日本の食料自給率が低いのは別にTPPと何も関係ありません。

今までの政策やJAのやってきた事が失敗しているからです。

農業に従事されている方の平均年齢は上がるばかりで、耕作放棄地も増えるばかりです。

しかも震災と原発で農業には苦しい時期です。

何もしなければ状況はどんどん悪くなるでしょう。

変な集会をやっている時間があるなら、自給率を1%でも上げる策を話し合う方が国民の為になると気が付かない、つまりは現状を正しく分析できず、精神論で頑張れば何とかなると甘い考えでいる事が一番の問題です。

日本の農業は残念ながら、TPPに参加するしないの問題にまでまだたどり着いていないのが現実なのではないかと思います。

政治が面白い理由

この場で政治の話を良く取り上げるのは、震災復旧・復興に政治が欠かせないという理由だけではありません。

これは一種の職業病に違いないと思いますが、今の政治があまりにシステマティックでない事にとても興味を覚えるのです。

たぶん民間企業でこんないい加減な運営をしていたらすぐさま倒産するのではないかと思います。

何事も簡潔、明瞭にせず、議論も抽象論か精神論にしかせず、最後は多数決。

国会もやってるレベルは残念ながら小学校低学年の学級会とたいして変わりません。

学級会であれだけ野次が出たら学級崩壊と言われてしまうでしょう。

そういう意味では小学校以下と言えるかもしれません。

大人が馬鹿な事をしてると笑ってすませられるのなら、別にここでわざわざ書く必要もありません。

問題はそんな三文芝居が我々の税金で行こなわれている事、そしてその結果が我々の生活や生命に直結しているからです。

もっと効率良く確実に物事を決めていくシステムを早急に構築する必要があるのではないかと思います。

何が先か

被災された方で生活保護を受けられていた方が義援金を受け取ったら収入と見なされて生活保護を打ち切られたというニュースを今朝見ました。

国は自治体がそうしないよう命令できないそうです。

あくまでも自治体の判断、良心に訴えてしかないようです。

こんなところに目を光らせている人がいる位なら義援金の支払いなんかに回した方が良いのではないか、ひょっとしたら被災した自治体では職員も休みなく働いているので判断力が鈍ってるのではないかと心配してしまいます。

税金を有効に使わなければならないという使命感には敬服しますが、どうも納得できません。

これがお役所仕事というやつなのかと思うとぞっとします。

予め決められたルールに従って動く事ばかりやってると、非常事態に柔軟な対応ができない。

それをこの震災で学んでいないとするといつ学べるといつのでしょうか?

たぶん復旧・復興が進むと同じような問題がどんどん出てくるはずです。

今からでも遅くないので、現実を素直に受け入れて対応してもらいたいものです。
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四十郎

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