憲法

誰のための憲法か?

米国のバイデン副大統領が日本の憲法は米国が作ったというような発言をして、自主憲法制定を望む議員を中心に様々な発言がネットに出ています。

総理は押し付けられた憲法だと常日頃述べていますが、この発言に呼応する議員を多くなるでしょう。

自分達の憲法こそ国民に選ばれたものだという明確な根拠を作りたい人達には強い味方でしょう。

しかし、実際は今の憲法も書いたのは米国だったかもしれませんが、それを日本の国会で修正し賛成多数で可決しているのです。

つまり押し付けられたのではなくて、日本も正式な手続きで認めた憲法であるという事です。

この事実を今の議員が知らないとは言わせません。

国会議員は憲法を遵守する義務を負っています。

今、憲法改正を声高に叫ぶ議員は全て憲法違反であるという事です。

こんなちょっと調べればわかる事実を故意に隠して、自分達に都合の良い憲法へ変えてしまおうという考えはクーデターと言っても過言ではないでしょう。

丸山議員は辞めても良い

久々に復活させました。

色々とネタはありますが、まずは自民党参議院議員 丸山さんの件から。

元ネタはどこかに全文掲載されているのでここには書きません。

これは失言の類いだと思います。
本人が言いたかった事は別で、日本と米国の違いを言いたかったんでしょう。本来は言わなくても説明できる内容なのに例えが最悪でした。

彼は米国のロースクールも出ている弁護士で、参院の憲法審査会で理事、自民党の法務部会長をしている立場でいながら、人種に関わる事を不用意に発言したからです。あまりに軽過ぎる。

発言した本人がどう思うかは全く関係ありません。これを人種差別と受け取る人がいるかもしれないという事実が残るだけです。


日本でも昔は義務教育で同和教育というのがありました。この言葉を知らない人はまずネットで調べて下さい。

私は関西で生まれ、引っ越して育った辺りは部落差別があったところでした。

差別というとまず思い浮かぶのがこれです。

今でも差別される側の本当の気持ちを理解する事はできないと思っていますが、様々な体験をしています。

その体験からも、この発言を単なる失言で済ます事は許し難いと思っています。

彼を擁護する気は一切ありません。

この手の発言は、基本的に無知から発するものだと理解していますが、それなりに社会的地位のあり知識としても持っていておかしくない人から、このような発言をこれ以上聞く気にはなりません。

今すぐ議員辞職してもらいたいくらいです。

一票の格差を解消する簡単な方法

選挙前は基本的に各政党について書くことは控える事にしています。

まさかこのblogを読んで考えを変えるという人はいないと思いますが一応は影響がないように自粛します。

という事で、この話題も選挙の度にするのですが一票の格差について書きます。

未だに一票の格差を解決する妙案を出せていません。

当然です。刑務所で囚人に刑法作らせているようなものですから。

そこで前から書いてますが、議員一人が一票という考えを捨てれば簡単に解決できます。

有権者の数に比べて議員が少ないところは一人で1.3票とか、逆に多いところは一人で0.7票とかにすれば良いだけです。

最初小数点以下3桁位で十分でしょう。

これが一番簡単です。

愚か者

結局のところ総理は日本国民の危機をダシに使って集団的自衛権を行使できるようにしたい、それだけなのだと思えます。

集団的自衛権で何をしたいのかもよく分からないし、まさか戦闘中に機雷除去したいだけとは思えないし、そもそもそういう状況がいつ生まれるかも把握していないでしょう。

米軍の支援と言ったところで、支援が必要な状況になるという状況でもありません。

そうなったら…という願望というか思い込みの上での話で現実離れしています。

東南アジアで暴れてる国があるからといって、集団的自衛権が行使できる状況はなかなか生まれないでしょう。

何かあった時に容易に軍事力へ頼る位なら、そうなる前から外交力で何とか回避できるような策を考えておく事の方が先です。

いきなり最初から最終手段を使うなんて愚かすぎます。

まぁ、実際に愚かな人なんですがね。

グレーゾーン

中国が尖閣諸島のどこかに上陸されてしまい実効支配されてしまうと中々排除出来ない。

そんな問題が今グレーゾーンと言われてます。

これは日本の領海内の問題なので集団的自衛権ではなく、自衛隊出動の要件に追加した法律を作ればすむ話です。

安倍政権になってかなり時間が経っていて、集団的自衛権なんて話が盛り上がる前から分かってた話であり、明らかにこちらを先に解決しておく必要があるはずです。

何だか集団的自衛権って近々の問題のように総理は言ってますが、こんなところからも単に自分がやりたいと思っている事をしているだけで、仰々しく日本の危機を叫んでいるのはポーズにすぎないという事がバレバレです。

中国が何かやってきても自衛隊で撃退するのは個別的自衛権です。

これは今、中国がベトナムに対してやっている事と変わりません。

できるようにするのに憲法解釈の変更も必要ありません。

何故、今まで何もしなかったのでしょうかね?
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四十郎

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