安倍総理の所信表明演説については色々と言われています。

文章としては読みましたが、確かに内容は薄かった。

具体的なエピソードを挟む手法を続けているのですが、そのエピソードが政策と全く結びついておらず、政策は願望ばかりで具体策も単に言葉を並べるばかりで現実に実施される法案を出す前に次の選挙となって全部リセットされるのではないかと思います。

未来を語る事が悪いわけではありませんが、絵に描いた餅の域を出ていないので説得力がありません。

自衛隊などを褒めたたえて拍手させたのもひどかった。

災害現場で懸命にやってくれた事は事実ですし素晴らしい事だと思いますが、それを行政府の最高責任者自らが拍手するというのはどうもおかしいです。

表彰式とかならありかもしれませんが、国会はそのような場ではありません。

ちょっと例えとしてはズレてるかもしれませんが、社長が自分の部下は素晴らしいと顧客に拍手を強要するようなものだと思いました。

たぶん当事者達も恥ずかしいやら情けないやら…これでモチベーションが上がるとは思えません。彼らは単に仕事をしているだけです。

結局はその場しのぎの心地良い言葉だけで、そこにいつもの断固としてやるというような気概はありませんでした。

議員の過半数を押さえているのだから、わざわざ細かく話さなくても良いだろう、そんな感じですかね。

最初から能無しのホラ吹きには何も期待はしてませんが。