消費税

軽減税率は本気か?

大臣自身が面倒くさいと言ってしまった軽減税率。

これが面倒で還付金が面倒でない理由は、たぶん大企業が面倒かどうかにあると思っています。

還付金なら末端の小売業に大きな負担がかかりますが、企業同士では関係ありません。

逆に軽減税率でインボイスを導入したらあらゆる企業で領収書が病院の領収書みたいな感じになるでしょう。

しかし、そもそも10%に消費税を上げる時には考えると言っていたのに、ぎりぎりまでずるずる引き伸ばしていた方がわるいのです。

しかも引き伸ばしていた張本人の野田さんは更迭されました。

彼は自民党の税調会長として、大企業の利益を守る使命がありました。

安倍さんは何しろ経済に無関心。選挙で票を取るための手段としか思っていません。

票を上積みするため、どこまで頑張ってくれるか楽しみです。

まぁ、最後は自分の功績としてアピールするという自己満足で終わると思うのですが。

一次関数的消費税率

さて消費税増税が延期され解散となる訳のですが、今のまま消費税増税を先延ばししてもあまり意味はありません。

今の問題は個人消費が増えない事なので、いずれ消費税が増税されると分かっていては消費に回さず倹約しようとなるのです。

如何に消費を増やすか…

次は軽減税率も考えられているようですが、過去の例で1年半の間にすんなり決まるとは思えません。

どうせやるなら一律課税では無く、価格に比例させて取る様にすればどうかと思います。

価格が低いと税率は3%、高額だと20%とか、しかも段階的に決めるのではなく一次関数で決めるのです。

これなら買う前に消費税がいくらになるのか関数に計算できます。

関数なので配分も簡単に変えられます。

まぁ、上限は必要ですが…

庶民的な生活には消費税がかからず、裕福な生活をするには消費税がかなりかかる、そんな仕組みにすれば少しはも進むのではないかと思います。

10%

消費税を10%にするのかどうか。

色々と議論の余地があるのかもしれませんが、個人的には10%にして仕方ないかなぁ…と思っています。

ただし条件はあります。

それは一票の格差を解決する事です。

何だ関係ないだろうと思っている人がほとんどだとおもいます。

国民が消費税増税で一番気にしている事は、上がった税金が本当に社会保障に使われているかどうかだと思います。

では、誰がその配分をするかと言うと官僚!とか言いそうになりますが、最終的な責任者はもちろん総理です。

だから正しく議員を選ぶ事しか、我々にはできる事は無いのです。

今の違憲状態とも判断されている中で選ばれた、ある意味紛い物の国会議員に自分達の将来を託せる程、私はまだおめでたくはないのです。

かなりレベル低い話ですが。

断固やってくれ

地方創生とか意味不明な言葉ばかりが踊ってますが、なかなか具体策が出ません。

バラマキはしないとか言いながら、消費税を10%に上げたら補正予算で…とか、どう考えてもバラマキです。

しかし、今建設業界はアベノミクスのおかげで材料費が高騰。人手が足りず、入札もなかなかできない状況らしいです。

東北の復興もかなりブレーキがかかってます。

毎日、円安で株価は上がっているのに景気は悪化している。

アベノミクスが悪いとはまだ言えませんが、少なくともデフレから脱却しても景気は良くなっていない、というのは事実です。

地方創生を真剣に行なうつもりなら、金よりも知恵を先に出す必要があるのではないかと思います。

リセット

円も株価もパッとしない昨今、円安になって株価が一気に1万5000円を超えた時は鬼の首を取ったようにはしゃいでいた最高責任者の方は何か談話でも出しませんかね?

根本的な勘違いは、デフレを脱却したのが自分の政策の結果だと思っているところ。

しかしそれじゃ今の状況は説明できないですよね。

確かに財政出動をあれだけやれば何らかの効果がでるはずですが、それなら第一次安倍政権でもデフレが脱却できたはずで、結局一番の原因は米国や欧州、中国の経済が持ち直してきたからだと思います。

一方で日本は消費税が上がり、第三の矢が空振り寸前。

これでは企業努力で短期的な収益を確保できるところもあるでしょうし、少しずつ持ち直していると思いますが、根本解決には程遠いす。

特に国会議員や地方議員、官僚や公務員の生ぬるい体質が一番のネックでしょう。

一度、破綻するくらいの覚悟が無いと財政再建も無理だし、日本の社会が変わらないと痛切に思います。

一度リセットしたら、とか思いますよ。
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四十郎

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