生前退位

ごまかし

世間はオリンピックと高校野球に浮かれているので新聞も見るところが増えて読むところが減ってます。

昨日の天皇陛下のお話を受けて、総理は検討するような事を言ってますが、憲法改正に結びつけようと必死です。

生前退位は憲法改正ではなくて皇室典範の改正で対応するものです。

ネットの書き込みややらせの世論調査(つまりは世論操作)が始まってます。

天皇陛下の行為を政治利用だと事前に批判してきたのはもちろん総理の盟友達。

ところが今度は天皇陛下を政治利用して憲法改正とは!

あちらこちらでテロが起きたり、中国が尖閣に来たりと今こそ緊急事態条項の必要なときであるはずなのに、最近はその手の発言も減ってしまいました。

ようやく国民もその危険性に気が付いたのではないかと性善説を取るつもりはありません。

単に国民からみて天皇陛下の為に憲法改正をと訴えた方が効果的だと判断しただけでしょう。

とにかくどんな手段を使っても憲法改正をしたいという、それ以外は何も考えてないのでしょう。

あれだけ選挙で訴えた経済対策も既に忘れられているのですから…

お言葉

今日は天皇陛下が生前退位に関してお話されました。

象徴天皇であることをことさら繰り返されたように思いました。

これは、やはり自民党が出した憲法草案で天皇を元首にしている事への危機感の表れではないかと思います。

自民党が思うようには操られないよっていう事かと。

国民に向けて話された内容、ネットでも見ることができます。

かなり考えられたのだろうと思います。

今の憲法について、おそらく誰よりも研究され、実践してこられたのが陛下であると思います。

少しでも早く実現されますように。

共同通信のニュースなので、信憑性に欠けるかもしれませんが、

安倍首相は「天皇陛下が国民に向けてご発言されたことを重く受け止める」と記者団に述べた

だそうです。受け止めるけど、直ぐに動こうとは考えてなさそうです…たぶん。

塩漬けか?

最近話題になった天皇の生前退位も改憲も、みんな都知事選にさらわれてしまいました。

この間に総理は夫人を使って三宅氏を取り込んでしまったし、憲法審査会に民進党党首の岡田氏を取り込んでしまったし、着実に改憲へと布石を打っています。

陛下の生前退位は憲法違反とか、自民党では言ってます。

憲法の第二条には

第二条 皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。

とあり、生前退位を否定はしていません。一方で第五条に


第五条 皇室典範の定めるところにより摂政を置くときは、摂政は、天皇の名でその国事に関する行為を行ふ。この場合には、前条第一項の規定を準用する。


とあって、そういう場合は摂政わ置くことになっているから、という事らしいです。

私が答えを持っている訳ではありませんので、過去の例を参考にするしかありません。

総理は憲法違反と多くの憲法学者が反対した安保法制を解釈改憲で乗り切りました。

何故、これは解釈改憲ではだめなのか?
そもそもは皇室典範を改正すれば済むので、そんな詐欺的行為も必要ありません。

ただ皇室典範をしようとするとその間に憲法改正はできなくなり、それを避けたいから憲法違反た決めつけ無視する事にしているのでしょう。

しかし、ここで思うのはたぶん日本で陛下ほど憲法について常日頃から考え、その結果を実績してきた方はいないだろうという事です。

もちろん皇室典範を直ぐに変えなさいなんて命令ができるお立場にはいらっしゃらないのですが。

総理は常日頃から陛下のお気持ちを足蹴にしてきたので、今回のような情けない対応になっているんでしょうね。

その割には自民党の憲法草案では陛下を元首とすると書いているのだからずうずうしい限り。

結局は自分に都合良く動いて受けくれる天皇が欲しかっただけなのでしょう。

甘いなぁ…
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四十郎

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